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「このランプシェードには、村の過去と未来をつなげる役目があるんだ」
リファは言います。
西粟倉村の新たなシンボル「あわくら会館」
村でとれたスギ・ヒノキが中心に使用されるなか、当工房のリファが製作したランプシェードには「クリの木」を採用しています。
クリの木は、現在のスギ・ヒノキが植林される前に村を覆っていた広葉樹のひとつ。耐久性に優れていることから、家・蔵に使用されるなど人々の生活を守ってきた材です。
「今の暮らしがあるのは、植林をし続けてきた先人のおかげだ。
決して自分たちの力だけで生きているのではない。この想いをこのクリの木に込めよう。」
過去村を覆っていた自然、そして今の私たちを支える先人への敬意を、ランプシェードとして形に残しました。
episode2 に続く
※ランプシェードのデザイン、コンセプトを決定するにあたり、アルセッド建築研究所の小口様、西粟倉村役場など様々な方々にサポートいただきました。この場をお借りして改めてお礼申し上げます。
参考文献
・西粟倉村史(前編)